久留米市は多くの芸術家を輩出してきた市でもあります。
久留米市が誇る近代洋画家の巨匠といえば、青木繁と坂本繁二郎。
今日は坂本繁二郎生家をご紹介します。
久留米出身の近代洋画家の巨匠、坂本繁二郎は、久留米藩士の子として、市内の京町に生まれました。
この生家は、市内唯一の現存する武家屋敷として、久留米市指定有形文化財となっています。
中流階級の武家の家で、とても広く立派です。家の裏には大きなはねつるべの井戸もあります。瓦が使ってあったり、お客様用のトイレがあったりするとこが、裕福な証拠なのだとか。常駐されている職員の方がいろいろ説明してくださって、楽しく見学ができます。
また、座敷の裏の廊下のふすまには、繁二郎と、友人の青木繁が合作で描いたとされる襖絵のレプリカもあります。ダイナミックで素晴らしいんですが、この勢いで落書きして、怒らなかった繁二郎さんのお父さんがすごいな、とちょっと思ってしまいました。
場所は、JR久留米西口から徒歩五分です。
月曜日が閉館日なのでお気をつけくださいね。